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キャッサバルート(根)(Cassava Root) |
キャッサバ (cassava) は、フウロソウ目トウダイグサ科イモノキ属の熱帯低木。 芋はタピオカの原料であり、世界中の熱帯にて栽培される。葉は5~10小葉からなり、茎は垂直に立ち上がる。茎の根元にはゆるい同心円を描いて数本の芋(根)が付く。芋は両端が尖った細長い形状である。
品種
大きく分けて、苦味種と甘味種がある。 苦味種は、シアン化合物を多く含むが、大きな塊根をつくるため、デンプン製造用として栽培される。 甘味種は、外皮にシアン化合物を含むため、蒸かしたり茹でたりすれば、そのまま食用にされる。味と食感は甘味の少ない甘藷によく似ている。
生産
2002年時点の全世界の生産量は1億8000万トンである。州別ではアフリカ州が1/2強、アジア州が1/4強を占め、残りが南アメリカ州である。
ナイジェリア 18.7%
ブラジル 12.5%
タイ 9.1%
インドネシア
コンゴ民主共和国(旧ザイール)
ガーナ
インド
タンザニア
アンゴラ
モザンビーク
上位10カ国の気候区分はほとんどがケッペンの気候区分でいう熱帯のサバナ気候 (Aw) 、インドネシアのみ熱帯雨林気候 (Aw) である。アンゴラ南部のように温暖冬季少雨気候 (Cw) の地域では栽培されていない。
他のイモ類と比較すると、同年におけるジャガイモの全世界生産量は3億1000万トン、サツマイモは1億4000万トン、ヤムイモは4000万トン、タロイモは900万トンである(以上の統計数値は、FAO Production Yearbook 2002による)
歴史
キャッサバはマニオク(マンジョカ)とも呼ばれブラジル原産である。このため、現在でもブラジルの生産量は世界2位である。
17世紀に奴隷貿易が盛んになると、アフリカから新大陸までの月単位を要する輸送期間、奴隷を船内で生かしておく必要があった。ブラジルを支配していたポルトガル人は栽培が容易なキャッサバを奴隷貿易用の食料として採用、アフリカを中心に全世界に広めた。日系移民が米の栽培に成功するまでの長い間、ブラジル人の主食といえばマンジョカだった。現在でもブラジル人の食生活には欠かせない食材である。
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